共同通信ニュース用語解説 「火傷病」の解説 火傷病 火傷病かしょうびょう 細菌によって引き起こされる植物の病気。リンゴ属、ナシ属、ビワなどの果樹が感染する。火にあぶられたような症状を示し、木全体が枯れることもある。昆虫や風雨で伝搬され、花粉を媒介し感染する場合もある。有効な防除方法は確立されていないため、伐採が必要になる。アジアでは韓国や中国で発生が確認されている。更新日:2023年11月15日 出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報 Sponserd by
農林水産関係用語集 「火傷病」の解説 火傷病 Erwinia amylovoraという細菌による病害であり、りんご、なし、マルメロなどの果樹や、サンザシ、コトネアスター、ナナカマドなどの花木類を侵す重要病害である。現在では、ヨーロッパのほぼ全域から西アジアへと分布を広げているが、日本においては未発生である。火傷病に罹病した植物は、火にあぶられたような症状を示し、それが病名の由来となっている。病原細菌は花器や付傷部から侵入して、花腐れ、枝枯れを起こし、さらに主枝、幹へと広がり、胴枯れ、枯死を起こす。高温、多湿の場合病勢は著しく進み、被害部に細菌粘液を大量に溢出し、これが園地でのまん延の伝染源となる。 出典 農林水産省農林水産関係用語集について 情報 Sponserd by