火山災害予測図(読み)かざんさいがいよそくず(英語表記)volcanic hazard map

知恵蔵 「火山災害予測図」の解説

火山災害予測図

噴火発生時に、どこでどのような災害が起こるかを予測する地図基礎となるのは、過去の噴火様式と火山噴出物分布。噴火の結果生ずる溶岩流火砕流泥流などの流路火山地形でほぼ決まるので、噴出点が定まっている場合には信頼性の高い予測図を作ることは可能である。日本では約30火山に対して災害予測図が公表されている。

(井田喜明 東京大学名誉教授 / 2007年)

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