火計(読み)ヒバカリ

デジタル大辞泉 「火計」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ばかり【火計】

《火だけは日本のもの、の意》唐津焼薩摩焼などで、文禄慶長の役後に渡来した朝鮮陶工が、朝鮮の陶土うわぐすりを用いて焼いた陶器

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「火計」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ばかり【火計】

  1. 〘 名詞 〙 ( 燃料だけは日本のものの意 ) 焼物一つ。文祿・慶長の役後、朝鮮から連れて来られた陶工が唐津薩摩などで、朝鮮産の陶土・釉(うわぐすり)を用いて形を作り、日本の窯(かま)で焼いたと伝えるもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android