灯花(読み)トウカ

デジタル大辞泉 「灯花」の意味・読み・例文・類語

とう‐か〔‐クワ〕【灯花】

灯心の先にできる燃えかすのかたまり。丁字頭ちょうじがしら。また、灯火そのもののこと。あかり
電車は―燦爛として」〈木下尚江火の柱

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精選版 日本国語大辞典 「灯花」の意味・読み・例文・類語

とう‐か‥クヮ【灯花】

  1. 〘 名詞 〙 灯心の先に生じる燃えかすのかたまり。丁字頭。また、単に灯火。あかり。
    1. [初出の実例]「閑談知照胆、莫勧折燈花」(出典菅家文草(900頃)二・夏夜対渤海客、同賦月華臨静夜詩)
    2. 「電車は燈華燦として」(出典:火の柱(1904)〈木下尚江〉七)
    3. [その他の文献]〔孟浩然‐寒夜詩〕

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普及版 字通 「灯花」の読み・字形・画数・意味

【灯花】とうか(くわ)

燭のもえかすが花の形に固まったもの。財を得る吉兆という。北周信〔燭に対する賦〕本より知る、光の能く紙に映ずるを、復(ま)た(あやし)む、燈の今、錢を得るを。

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