最新 地学事典 「炭素吸収源」の解説
たんそきゅうしゅうげん
炭素吸収源
carbon sink
二酸化炭素などの炭素を含む化合物を回収し,貯留する働きをするもの。天然における重要な吸収源としては,海洋と植生がある。海洋は大気中の二酸化炭素を溶存させるほか,生物活動で生じた有機物を海底下に蓄積することで,吸収源として機能する。植物は死後,土壌中に埋没することによっても,中長期的な炭素吸収源となる。人工的な吸収源としては,化石燃料の精製や燃焼から生じる二酸化炭素の回収を目的とした,さまざまなアミン化合物が開発されている。
執筆者:北台 紀夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

