為替ディーリング（読み）かわせディーリング

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為替ディーリング【かわせディーリング】

外国為替市場で行われる外国為替取引（ドルと円など異なった通貨の売買）。1984年４月から外国為替取引の実需原則の撤廃に伴い，為替相場の変動を利用して差益を追求する投機目的の先物取引が主流になっている。外国為替市場はブローカー（仲介業者）を経由して行われるブローカー市場と銀行間で直接取引を行う直接市場（ダイレクト・マーケット）に分かれ，日本の場合，銀行間取引を行うインターバンク市場と他の企業も参加できるオープン市場とがある。取引（ディーリング）の担い手を為替ディーラーという。世界の３大市場はロンドン，ニューヨーク，東京で，銀行間の為替取引はいずれも電話やその他の通信回線，コンピューターを通して行われる。

出典　株式会社平凡社

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

為替ディーリング
かわせディーリング
dealing of exchange

外国為替市場における為替の売買取引。この売買取引には，直物取引，先物取引，スワップ取引，外貨対価のクロス取引がある。この売買取引を行なっている主体は，外国為替公認銀行や輸出入企業，商社などであり，為替ディーラーと呼ばれている。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典