無位(読み)ムイ

デジタル大辞泉 「無位」の意味・読み・例文・類語

む‐い〔‐ヰ〕【無位】

位階をもたないこと。また、その人。無冠。「無位無官
[類語]無官在野無冠

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無位」の意味・読み・例文・類語

む‐い‥ヰ【無位】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 位階を授けられていないこと。また、その者。無冠。
    1. [初出の実例]「詔令正大弐已下無位已上者」(出典:続日本紀‐文武三年(699)九月辛未)
    2. [その他の文献]〔易経‐乾卦文言〕
  3. 形容のしようもないほど卓越した位。位を超越していること。特に、禅では迷悟を超越した人を無位の真人という。
    1. [初出の実例]「無心の感、無位の位風の離見こそ、妙花にや有べき」(出典:九位(1428頃))

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普及版 字通 「無位」の読み・字形・画数・意味

【無位】むい

無官。

字通「無」の項目を見る

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