熊石番所跡(読み)くまいしばんしよあと

日本歴史地名大系 「熊石番所跡」の解説

熊石番所跡
くまいしばんしよあと

[現在地名]爾志郡熊石町字雲石

松前藩が和人地の北端、蝦夷地との境界にあたる熊石に設けた番所。幕府領時代も当番所が維持された。江差役所の出張所的役務をもっていた。「津軽一統志」は熊石村について「此処に松前様より御番所有、御番頭氏家六郎左衛門、下国新五兵衛両人狄検見大将にて御足軽三十人預り罷有候」と記し、すでに当地に番所が置かれ、和人地の防備の前線基地とされていた。熊石には延宝五年(一六七七)松前法幢ほうとう寺六世柏巌が配流されたと伝えるが(えみしのさえき)安永天明(一七七二―八九)頃には松前藩の罪人の追放地になっていた(松前随商録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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