熊野十二所神社
くまのじゆうにしよじんじや
[現在地名]大豊町桃原
桃原集落の西部、山腹に鎮座。祭神は伊弉冉神・速玉男命・事解男命・天照皇大神ほか八柱。旧村社。勧請は白河上皇の頃といわれるが詳細は不明。また同地には三体妙見が鎮座しており、その後、熊野十二所神社が鎮座したとも伝える。三体妙見には願主を福島朝臣太郎三郎とする天文一七年(一五四八)の再興棟札があり(古文叢)、十二所権現には高吉看太夫を本願とする慶長一五年(一六一〇)の造立棟札がある(南路志)。
近世には社地は二代あり、九月吉日に祭礼が行われた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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