デジタル大辞泉
「熱る」の意味・読み・例文・類語
ほとお・る〔ほとほる〕【▽熱る】
[動ラ四]
1 熱を発する。熱くなる。また、ほてる。ほとぼる。
「胸―・りて、堪へ忍びがたし」〈沙石集・五本〉
2 腹を立てる。怒る。
「さるべきこともなきを―・りいで給ふ」〈枕・一六二〉
いき・る【▽熱る/×熅る】
[動ラ四]
1 あつくなる。ほてる。むしむしする。
「眼かかやき、耳―・り、血のみちのび」〈醍醐寺本遊仙窟康永三年点〉
2 激しく怒る。
「てかけは―・って、とがもない伝三郎にいひかぶせしゃるなと」〈浄・卯月の紅葉〉
ほとぼ・る【▽熱る】
[動ラ五(四)]熱を発する。熱くなる。
「火箸ワマダ―・ッテイル」〈和英語林集成〉
ほと・る【▽熱る】
[動ラ五(四)]熱くなる。熱を帯びる。ほてる。
「頭ガ―・ル」〈和英語林集成〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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いき・る【熱・熅】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
- ① あつくなる。ほてる。むしむしする。→熱(いき)れる。
- [初出の実例]「七の病を除くといふは、〈略〉さむくひゆる事を除く、あつくいきる事を除くと、あかのきたなきことを除くと」(出典:観智院本三宝絵(984)下)
- ② 息づかいを荒くして怒る。相手と争おうとしていきまく。言いたてる。
- [初出の実例]「さてもりょぐゎいを云、しかとくさいと云かよ、さらば、かがしようとて、いきれば」(出典:咄本・わらいくさ(1656)下)
- ③ 調子に乗って勢いこむ。元気づく。
- [初出の実例]「惣じて立居かしこくして、はねいきりたる翁なり」(出典:舞正語磨(1658)上)
ほとお・るほとほる【熱】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
- ① 熱気を発する。熱くなる。また比喩的に、立腹する。ほとぼる。
- [初出の実例]「さるべき事もなきを、ほとほりいで給ふ。やうこそはあらめ」(出典:枕草子(10C終)一六二)
- ② 病気などで、身体が熱くなる。発熱する。ほとる。
- [初出の実例]「頭ぬるみ身ほとをりてはらふくれむねさわぎて」(出典:宝物集(1179頃))
ほとぼ・る【熱】
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
- ① 熱気を発する。熱くなる。ほとおる。
- [初出の実例]「ヒバシワ マダ hotobotteiru(ホトボッテイル)」(出典:改正増補和英語林集成(1886))
- ② 感情が高まる。かっとなる。
ほと・る【熱】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「ほとおる(熱)」の変化した語 ) 熱くなる。熱気をもつ。病気で発熱したり興奮したりして身体が熱くなったりする意に用いる。ほてる。
- [初出の実例]「胸くるしくほとりて、堪へ忍びがたし」(出典:貞享版沙石集(1283)五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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