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熱気泡 ネツキホウ

4件 の用語解説(熱気泡の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ねつ‐きほう〔‐キハウ〕【熱気泡】

下層大気が不規則に熱せられて上昇する、比較的小規模な空気の塊。

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百科事典マイペディアの解説

熱気泡【ねつきほう】

晴れた夏の昼などで風の弱いとき,裸地が日射で熱せられて付近の空気が軽くなり気泡のようになって次々と浮かび上がるもの。熱上昇気流不連続的に起こっているもので,直径30〜500mのゴム気球が次第にふくれながら上昇するのに似ている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ねつきほう【熱気泡 thermal】

日中,大気下層のいたるところに生ずる,浮力によって上昇する暖かい空気の塊をいう。日射によって地表面が加熱されると,地表面に接している空気が暖められて密度が小さくなるために,上昇しようとする。このとき,地表面から少し離れた所では,暖かい空気は連続的に上昇するのではなく,むしろ,間欠的にほぼ球状の塊となって上昇するようになる。このような球状の空気塊の中心部には,飛行に都合のよい上昇流が存在することが,古くからグライダーパイロットによって知られていた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

熱気泡
ねつきほう

下層大気が不規則に加熱された場合生ずる比較的小規模の上昇する空気の塊。テルミクThermik(ドイツ語)、サーマルthermalともいう。狭義には、間欠的に加熱されたときに発生するバブルとよばれる孤立した気塊をさすことがある。なお、加熱が連続である場合はプリュームplumeとよばれる羽毛状の流れとなる。熱気泡は上昇し凝結高度以上になると積雲をつくる。[饒村 曜]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の熱気泡の言及

【グライダー】より

…とくに上昇気流がある場合には,降下速度がその分だけ減るので,滑空距離や耐空時間が延びる。上昇気流は,市街地や畑地の上空に見られる熱気泡,山の風上側斜面に見られる斜面上昇風,山の風下側に生ずる山岳波,寒冷・温暖前線の暖空気の側に見られる前線上昇風などに存在し,これらの上昇気流をうまくつかまえて利用することが,グライダーの長距離滑空では重要になる。
[離陸方法]
 グライダーの発進には,かつてはゴムの索を用いてパチンコ式に打ち出す方法もあったが,現在多く使われているのは,自動車や飛行機によってロープで引いてもらうか,ウィンチでロープを巻きとってもらう方式である。…

※「熱気泡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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