片貝城跡(読み)かたかいじようあと

日本歴史地名大系 「片貝城跡」の解説

片貝城跡
かたかいじようあと

[現在地名]小千谷市片貝町 城之腰

片貝の西方丘陵台地上の栃尾沢とちおざわに面した山上の一角、通称蛇崩じやくずれという松林にある。標高一七九メートル。凹字形土塁が残る。本丸・二ノ丸の跡があり、東西四町、南北三町の回字式城跡である。東麓の平地大屋敷おおやしきという畑地がある。その環濠にあたる部分は水田となっているが、近年まで土塁と濠が残っていた。南北六〇メートル、東西一〇〇メートルで、数個の須恵質の陶片が出土している。かつて北西部に薬師堂、東北隅の鬼門に館観音があったが、他に移された。大屋敷は片貝城主平時の居館跡と考えられている。城主は片貝式部丞房忠と子の能連という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む