(読み)とく

精選版 日本国語大辞典 「牘」の意味・読み・例文・類語

とく【牘】

〘名〙 ふだ。文字を書き記す木の札。笏。木簡
内裏式(833)五月五日観馬射式「各就行立位卿進就奏事位牘。奏云」 〔漢書‐昌邑哀王髆伝〕

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デジタル大辞泉 「牘」の意味・読み・例文・類語

とく【牘】[漢字項目]

[音]トク(漢)
文字を書き記す木の札。文書手紙。「簡牘尺牘せきとく

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世界大百科事典(旧版)内のの言及

【本】より

…竹はおおむね25~75cmの長さの簡(竹のふだ)で,これに8~30字くらいを1行に書く。30~100字くらいまでを書く必要のあるときは,ふつう90cm2の牘(とく)(木のふだ)を用いる。しかし100字以上を必要とする場合には,簡を何本でもなめし革で編みつらねたもの,すなわち〈冊(さく)〉をつくる。…

※「牘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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