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牛乳アレルギー

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栄養・生化学辞典の解説

牛乳アレルギー

 牛乳のタンパク質が抗原となって引き起こすアレルギーβラクトグロブリンなどがアレルゲンとなる例が多いとされる.

出典|朝倉書店
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

牛乳アレルギー
ぎゅうにゅうあれるぎー

ミルクアレルギーともいう。一般に食品が原因となるアレルギーを胃腸管アレルギーというが、それが牛乳によるものをさす。牛乳タンパクへのアレルギーで、β-ラクトアルブミンによる場合が多い。牛乳嫌い、嘔吐(おうと)、水様下痢、血便、肛門(こうもん)周囲のびらん、そのほか不安、興奮、脱水、ショック症状などを示すことがある。慢性症状として消化不良症、栄養失調症を示すものもある。牛乳の摂取を中止すると症状が消失し、再投与で48時間内に症状が現れるようなら牛乳アレルギーを疑う。治療としては、豆乳あるいは酵素分解粉乳などを用いる。
 牛乳嫌いは、乳児が牛乳を嫌う現象で、生後3~4か月に多くみられるが、牛乳アレルギーとの関係はむしろ少ない。すなわち、心理的原因が主であり、牛乳の強制に対する一種の条件反射とみられる。生後3か月ごろには摂取量が急に減ることがあるが、これは生理的な場合が多く、このようなときに強制すると牛乳嫌いになる。早めに離乳食に切りかえたり、牛乳に果汁を加えるなど乳汁のくふうをしてみるとよい。
 なお、牛乳は、アレルギーをおこしやすい食品のなかでも症例数が多いため、食品衛生法施行規則で「特定原材料」に指定されており、当食品を含む加工食品については、2002年(平成14)4月からその表示が義務化されている。[坂上正道]
『サミ・L・バーナ他著、飯倉洋治他訳・小林登監訳『牛乳アレルギー』(1989・西村書店) ▽馬場実・中川武正編『食物アレルギーの手びき――正しい知識と治療、食生活指導』改訂第2版(2003・南江堂) ▽小林陽之助著『食物アレルギーの治療と管理』(2004・診断と治療社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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