牛殺(読み)うしころし

精選版 日本国語大辞典 「牛殺」の意味・読み・例文・類語

うし‐ころし【牛殺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「うしごろし」とも )
  2. 食肉用に牛を殺すこと。また、それを業とした人。
  3. バラ科の落葉低木、または小高木。牛に引き綱を通すために鼻の隔壁を破るのに用いたところからいう。各地の山野に生える。高さ三~六メートル。葉は倒卵形で先が細くとがり、へりに鋸歯(きょし)がある。春、白い五弁の小花が傘状に集まって咲く。実は長さ七~九ミリメートルの卵形で赤く熟す。かまつか。うしのはなぎ。〔日本植物名彙(1884)〕
  4. 植物「くろつばら(黒薔薇)」の異名
  5. 俗に、指をはじいて相手の眉間(みけん)を打つこと。
    1. [初出の実例]「警部補の牛殺しで眉間いささか腫らせたスブやん」(出典:初稿・エロ事師たち(1963)〈野坂昭如〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「牛殺」の解説

牛殺 (ウシコロシ・ウシゴロシ)

学名Photinia villosa var.villosa
植物。バラ科の落葉低木・小高木

牛殺 (ウシコロシ)

植物。クロウメモドキ科の落葉低木・小高木。クロツバラ別称

牛殺 (ウシコロシ)

植物。バラ科の落葉小高木,園芸植物カマツカの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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