牧羊子(読み)マキ ヨウコ

20世紀日本人名事典 「牧羊子」の解説

牧 羊子
マキ ヨウコ

昭和・平成期の詩人,随筆家 神奈川県立近代美術館運営委員。



生年
大正12(1923)年4月29日

没年
平成12(2000)年1月

出生地
大阪府大阪市

本名
開高 初子(カイコウ ハツコ)

学歴〔年〕
奈良女高師(現・奈良女子大学)物理化学科〔昭和19年〕卒

経歴
戦前、大阪府立市岡高女の教師をつとめ、戦後はサントリー前身・寿屋に勤務。はじめ、「蠟人形」「新大阪」に詩を投稿、戦後、「山河同人となり、「現代詩」「えんぴつ」などにも参加。27年開高健と結婚し、30年大阪より東京に転居。29年詩集「コルシカの薔薇」を刊行し、46年に「人生受難詩集」を刊行。ほかに、詩集「天使のオムレツ」「聖文字・蟲」、評伝金子光晴森三千代」、エッセイ集「自作自演の愉しみ」「めんどり歌いなさい」などがあるほか、料理の名人としても知られ「おかず咄」「味を作る人々の歌」「おいしい話つくって食べて」などの著書もある。また、ラジオ・新聞での人生相談も手がけ、テレビの料理番組にも出演した。平成12年1月19日茅ケ崎市の自宅で倒れ死亡しているのが発見された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「牧羊子」の解説

牧羊子 まき-ようこ

1923-2000 昭和後期-平成時代の詩人,随筆家。
大正12年4月29日生まれ。戦前は大阪市岡高女の教師をつとめ,戦後は寿屋(現サントリー)に勤務。「えんぴつ」同人。開高健と結婚後の昭和29年,詩集「コルシカの薔薇」で注目される。著作はほかに「人生受難詩集」,エッセイ集「おかず咄」,評伝「金子光晴と森三千代」など。平成12年1月15日死去。76歳。大阪出身。奈良女高師(現奈良女子大)卒。本名は開高初子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「牧羊子」の解説

牧 羊子 (まき ようこ)

生年月日:1923年4月29日
昭和時代;平成時代の詩人;随筆家
2000年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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