デジタル大辞泉 「物際」の意味・読み・例文・類語 もの‐ぎわ〔‐ぎは〕【物際】 1 物事の行われる間際。せとぎわ。「はやりて鑓を入れば、―にて精が抜けて」〈三河物語・上〉2 盆・正月などの直前の忙しい時期。「―近づくころ」〈風俗文選・四季辞〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「物際」の意味・読み・例文・類語 もの‐ぎわ‥ぎは【物際】 〘 名詞 〙① さし迫った瞬間。物事を行なうまぎわ。特に、合戦が行なわれようとする間際。せとぎわ。[初出の実例]「はやりて鑓を入るれば物ぎはにて精がぬけて鑓が弱き物成り」(出典:三河物語(1626頃)一)② 盆、正月などのまぎわで、忙しい時。節季(せっき)前。きわ。[初出の実例]「借銭を仰はさにて候へと 先書に申入る物きは〈由平〉」(出典:俳諧・大坂独吟集(1675)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例