犬来村(読み)いぬぐむら

日本歴史地名大系 「犬来村」の解説

犬来村
いぬぐむら

[現在地名]西郷町犬来

飯田いいだ村の東に位置し、東部は海に臨む。犬久とも記す(隠州視聴合紀)古代中世には一帯に犬来牧が成立していた。慶長一二年(一六〇七)検地帳(佐藤家文書)では田五町六反余・畑二八町七反余で、牧畑が仮屋牧・森牧・相牧・鍛冶牧の四ヵ所ある。家数三〇のうち役百姓二一のほか公文・役人大工神主・寺・後家など。正保国絵図に村名がみえる。貞享五年(一六八八)の「増補隠州記」によれば、田七五石余・六町三反余、畑六九石余・三八町三反余、ほかに新田畑五石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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