デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「狩野宗朴」の解説
狩野宗朴(3代) かのう-そうぼく
天保(てんぽう)4年生まれ。2代狩野宗朴の長男。裏千家11代千宗室にまなぶ。茶室,茶庭の設計に長じ,和歌,俳諧(はいかい)にもすぐれた。明治41年11月14日死去。76歳。大坂出身。前名は宗玖(そうきゅう)。通称は正三郎。号は尚翁,玄筌斎,枝月庵。著作に「抹茶独稽古」「茶の湯概則」など。
狩野宗朴(初代) かのう-そうぼく
寛延元年生まれ。大坂で茶商をいとなむ。裏千家8代千宗室にまなび,古器の鑑定にすぐれていた。文政元年7月4日死去。71歳。京都出身。通称は辰三郎。号は素斎,訥翁(とつおう),指月庵,枝月庵など。