献上博多(読み)ケンジョウハカタ

デジタル大辞泉 「献上博多」の意味・読み・例文・類語

けんじょう‐はかた〔ケンジヤウ‐〕【献上博多】

《藩主黒田侯が江戸幕府献上したところから》博多織帯地の上等なもの。中央独鈷とっこ形の文様が織り出してある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「献上博多」の意味・読み・例文・類語

けんじょう‐はかたケンジャウ‥【献上博多】

  1. 〘 名詞 〙 ( 江戸時代、藩主黒田侯から将軍へ献上したところから ) 博多織の帯地の上等のもの。中央に独鈷(どっこ)または花菱模様浮織にしてある。献上。
    1. [初出の実例]「帯は献上博多をしめたいとか」(出典:怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉一七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「献上博多」の意味・わかりやすい解説

献上博多【けんじょうはかた】

博多織

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android