猿の尻笑い(読み)サルノシリワライ

精選版 日本国語大辞典 「猿の尻笑い」の意味・読み・例文・類語

さる【猿】 の 尻笑(しりわら)

  1. ( 猿が自分のしりが赤いことに気がつかないで、他のしりを笑う意 ) 自分の欠点や短所などに気づかず、他人をばかにすることのたとえ。猿の面(つら)笑い。
    1. [初出の実例]「そしらるる世は只猿の尻笑ひ」(出典:雑俳・奈良土産(1694))

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ことわざを知る辞典 「猿の尻笑い」の解説

猿の尻笑い

猿が自分の尻が赤いことを忘れて、他の猿の尻が赤いと笑う。自分の欠点を棚にあげて、他人をばかにする愚をたとえていう。

[使用例] 兄さんたちの連中が、自分たちだけは戦争責任は無いなんて大きな口を叩くのは、猿の尻笑いだね[三好十郎廃墟|1947]

[類句] 猿のつら笑い

英語〕The pot calls the kettle black.(鍋がやかんを黒いと言う)

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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