デジタル大辞泉
「猿の尻笑い」の意味・読み・例文・類語
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さる【猿】 の 尻笑(しりわら)い
(猿が自分の
しりが赤いことに気がつかないで、他のしりを笑う意) 自分の欠点や
短所などに気づかず、他人をばかにすることのたとえ。猿の面
(つら)笑い。
※
雑俳・奈良土産(1694)「そしらるる世は只猿の尻笑ひ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
猿の尻笑い
猿が自分の尻が赤いことを忘れて、他の猿の尻が赤いと笑う。自分の欠点を棚にあげて、他人をばかにする愚をたとえていう。
[使用例] 兄さんたちの連中が、自分たちだけは戦争責任は無いなんて大きな口を叩くのは、猿の尻笑いだね[三好十郎*廃墟|1947]
[類句] 猿の面笑い
〔英語〕The pot calls the kettle black.(鍋がやかんを黒いと言う)
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