玄棟院
げんとういん
吹屋屋敷にあり、吾妻川崖上、白井城跡北の金毘羅郭の近くに位置する。金光山玄棟院春日寺と称し、曹洞宗。林号は最勝林といい、中郷の双林寺末であった。本尊は釈迦如来。双林寺一〇世操之永旭を開山、白井城主長尾憲景を開基として天正三年(一五七五)に建立と伝え、多聞院・妙蔵院とともに白井城三院と称された。天和二年(一六八二)以降無住となったが、天明八年(一七八八)双林寺三六世鶴天宝洲の手により再興された(棟札など)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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