デジタル大辞泉 「戯言」の意味・読み・例文・類語 たわ‐ごと〔たは‐〕【▽戯言】 《古くは「たわこと」とも》たわけた言葉。ばかばかしい話。また、ふざけた話。「戯言を聞くほど暇じゃない」「戯言をぬかすな」[類語]痴れ言・無駄口・愚痴・寝言・ざれ言・妄言・うわごと・放言・暴言・失言・出任せ・言い過ぎ・過言・口が過ぎる・言い過ぎる ぎ‐げん【戯言】 たわむれにいう言葉。冗談。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「戯言」の意味・読み・例文・類語 ぎ‐げん【戯言】 〘 名詞 〙 たわむれの言葉。ざれごと。じょうだん。[初出の実例]「戯言凜々秋難レ酔」(出典:菅家文草(900頃)四・水辺試飲)「戯言(ギゲン)とも附かず罵詈(ばり)とも附かぬ曖昧なお饒舌(しゃべり)に」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)[その他の文献]〔史記‐晉世家〕 たわぶれ‐ごとたはぶれ‥【戯事・戯言】 〘 名詞 〙 たわむれてすること。いたずら。たわぶれわざ。また、たわむれて言うことば。ふざけて言うことば。じょうだん。たわむれごと。[初出の実例]「大臣戯言(タハフレこと)に、陽進(いつは)りて曰く」(出典:日本書紀(720)武烈即位前(図書寮本訓))「いでや門出のたはぶれ事せんと、笠のうちに落書す」(出典:俳諧・笈の小文(1690‐91頃)) たわむれ‐ごとたはむれ‥【戯事・戯言】 〘 名詞 〙 =たわぶれごと(戯事)[初出の実例]「ミモナキ tauamuregotoniua(タワムレゴトニワ) ミミヲ カタムケ」(出典:天草本伊曾保(1593)序) け‐げん【戯言】 〘 名詞 〙 たわむれごと。ざれごと。冗談。ぎげん。けごん。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「往々戯言(ケゲン)を吐いて尊厳を冒すことがある」(出典:渋江抽斎(1916)〈森鴎外〉七六) たわれ‐ごとたはれ‥【戯言】 〘 名詞 〙 たわむれて言うことば。冗談。たわぶれごと。[初出の実例]「されどさやうのたはれごともかけたまはず」(出典:源氏物語(1001‐14頃)浮舟) け‐ごん【戯言】 〘 名詞 〙 =けげん(戯言)〔日葡辞書(1603‐04)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「戯言」の読み・字形・画数・意味 【戯言】ぎげん たわむれいう。唐・元〔悲懐を遣(や)る、三首、二〕詩 昔日、戲れに言ふ、身後の 今、皆眼に到り來る字通「戯」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報