デジタル大辞泉
「戯言」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ぎ‐げん【戯言】
- 〘 名詞 〙 たわむれの言葉。ざれごと。じょうだん。
- [初出の実例]「戯言凜々秋難レ酔」(出典:菅家文草(900頃)四・水辺試飲)
- 「戯言(ギゲン)とも附かず罵詈(ばり)とも附かぬ曖昧なお饒舌(しゃべり)に」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)
- [その他の文献]〔史記‐晉世家〕
たわぶれ‐ごとたはぶれ‥【戯事・戯言】
- 〘 名詞 〙 たわむれてすること。いたずら。たわぶれわざ。また、たわむれて言うことば。ふざけて言うことば。じょうだん。たわむれごと。
- [初出の実例]「大臣戯言(タハフレこと)に、陽進(いつは)りて曰く」(出典:日本書紀(720)武烈即位前(図書寮本訓))
- 「いでや門出のたはぶれ事せんと、笠のうちに落書す」(出典:俳諧・笈の小文(1690‐91頃))
たわむれ‐ごとたはむれ‥【戯事・戯言】
- 〘 名詞 〙 =たわぶれごと(戯事)
- [初出の実例]「ミモナキ tauamuregotoniua(タワムレゴトニワ) ミミヲ カタムケ」(出典:天草本伊曾保(1593)序)
け‐げん【戯言】
- 〘 名詞 〙 たわむれごと。ざれごと。冗談。ぎげん。けごん。〔文明本節用集(室町中)〕
- [初出の実例]「往々戯言(ケゲン)を吐いて尊厳を冒すことがある」(出典:渋江抽斎(1916)〈森鴎外〉七六)
たわれ‐ごとたはれ‥【戯言】
- 〘 名詞 〙 たわむれて言うことば。冗談。たわぶれごと。
- [初出の実例]「されどさやうのたはれごともかけたまはず」(出典:源氏物語(1001‐14頃)浮舟)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「戯言」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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