玄談(読み)ゲンダン

精選版 日本国語大辞典 「玄談」の意味・読み・例文・類語

げん‐だん【玄談】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 奥深い話。深遠な話。また、それを談じること。とくに老荘の道に関する談話をいう。
    1. [初出の実例]「非玄談説之、故遇我君之逐虚舟」(出典:菅家文草(900頃)六・九月後朝、侍朱雀院、同賦閑居楽秋水)
    2. 「神道不測の奥義に達せば、その玄談を聞べし」(出典:浮世草子・本朝藤陰比事(1709)三)
    3. [その他の文献]〔崔宗之‐贈李十二白〕
  3. ( 「玄」は懸の意 ) 仏語。仏典を講じるに先だって、あらかじめ題号や撰者、大意などを説明すること。玄義。開題。〔正法眼蔵(1231‐53)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「玄談」の読み・字形・画数・意味

【玄談】げんだん

老荘の説を談論する。唐・李白〔李十二~に贈る〕詩 論、に掌を抵(う)ち 玄談、倒す なり、楚の事 たり、王

字通「玄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む