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玄義 げんぎmysterium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

玄義
げんぎ
mysterium

現在では多く秘義という。カトリック教会用語。神の内的真理のうち,天啓によらなければ人間はその真理の存在することを知ることができないばかりか,その存在が天啓によって人間に示されたあとでさえ,その内容は絶対に理解できないとされる真理。三位一体,キリストの受肉 (→インカルナチオ ) ,その復活など。広義には深い意味を秘めた宗教的真理一般についても用いられる。

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大辞林 第三版の解説

げんぎ【玄義】

〘仏〙 奥深い教義。奥深い意味。
キリスト教で、神によって啓示され、人の知識だけでは理解しがたい信仰の奥義をいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

玄義
げんぎ
mystery

人間の知性では理解できないが信仰によって受け入れられている宗教的神秘のこと。原語はラテン語のミステリウムmisterium。キリスト教以前の諸宗教では入会者のみに許される儀式や秘密の教義をさした。キリスト教の信仰の玄義をいくつかあげると、神の本性は一つであるが、父と子と聖霊の三つの位格(ペルソナ)をもつという三位一体(さんみいったい)の玄義、神の子としての位格が処女マリアに受胎したという処女受胎の玄義、イエス・キリストが十字架の死によって世を救ったという救済の玄義、キリストが死からよみがえったという復活の玄義などである。これらの神秘はどれをとっても現代の科学的知性では受け入れがたいものがあるが、世界のキリスト教を支えているのは、キリストの救世の生涯に対応するこれらの玄義に対する信仰である。[安齋 伸]

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