デジタル大辞泉
「玉磨かざれば光なし」の意味・読み・例文・類語
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精選版 日本国語大辞典
「玉磨かざれば光なし」の意味・読み・例文・類語
たま【玉】 磨(みが)かざれば光(ひかり)なし
どんな玉でもみがかなければ美しい光は出ない。
人間もいくら
素質があっても錬磨しなければ立派な人間とはならないことをたとえていう。玉みがかざれば器を成さず。
※歌舞伎・日本晴伊賀報讐(実録伊賀越)(1880)二幕「玉
(タマ)磨
(ミガ)かざれば光
(ヒカ)りなし、爰が
御運の開け口」
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玉磨かざれば光なし
どんな宝石も磨かなければ美しく輝くことはない。人はいくら素質があっても練磨しなければりっぱな人間にはなれないというたとえ。
[使用例] このいのちは、だれにも生まれたときから豊かに具わっているのですが、修行しなければあらわれません。玉磨かざれば光なしです[松原泰道*公案夜話|1990]
[解説] 「礼記―学記」に「玉琢かざれば器とならず」とあり、これを元に日本でわかりやすく言い換えたものと思われます。寺子屋の教科書として使われた「実語教」を通して広く知られ、「人学ばざれば道を知らず」と続けました。
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玉磨かざれば光なし
人は、いくら素質があっても、それを磨かなければ立派な人間にはなれない、ということのたとえ。
[使用例] このいのちは、だれにも生まれたときから豊かに具わっているのですが、修行しなければあらわれません。玉磨かざれば光なしです[松原泰道*公案夜話|1990]
[由来] 「[礼記]―学記」の一節から。「玉琢かざれば器を成さず(どんな宝石も、磨かなければ美しい器具にはならない)」のあと、「人間は学問を修めなければ、生きる道を知ることはできない」と続けています。日本語では、わかりやすく言い換えた形で定着しています。
〔異形〕玉磨かざれば器を成さず。
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