日本歴史地名大系 「玖珂本郷」の解説
玖珂本郷
くがほんごう
村内中央を山陽道が東西に通る。東西一里二六町、南北一里半にまたがる広域の村で、山間の平地。岩国藩領での大村である。現玖珂町は玖珂本郷一村で成立する。
山陽道の宿駅として、また市場町として発達した村であるが、その成立は古く、郷名としての初見は、延喜八年(九〇八)の周防国玖珂郡玖珂郷戸籍(石山寺文書)で、「和名抄」にも記される「玖珂郷」に由来する。中世には、後白河法皇の
小名には、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報