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球状構造 きゅうじょうこうぞうglobular structure

岩石学辞典の解説

球状構造

球状晶子構造

球状構造

花崗岩や閃緑岩などの顕晶質で粗粒な火成岩に見られる構造で,早期に晶出した部分あるいは外来の捕獲岩片を中心に,有色鉱物に富んだ部分と無色鉱物に富んだ部分が交互に重なり合い,異なった鉱物組成の数層の同心円状の殻で形成された球状の塊を作る[Delesse : 1851, 片山ほか : 1970, Johannsen : 1931].状構造は縞状組織の特殊なもので,鉱物組成が周期的に変化する同心円状の殻からなっている組織.殻の中の組織は粒状または伸長した結晶が配列している.円の大きさは直径数10cm程度になる[MacKenzie, et al. : 1982].球状(spheroidal)組織とか球状(nodular)組織と記述されることがある.ラテン語のorbiculusは球(orbis, orb)の小さなもの.

球状構造

火成岩の同心円状または楕円状の割れ目模様で,冷却の過程で一様に収縮したことにより形成される[Macculloch : 1831].割れ目は風化作用の過程で強調され,連続した殻が玉葱の層に類似するようになる.殻の厚さは一様ではない.球状構造は球状の風化によって目立つようになる.球状晶子構造(globular structure)は球状構造と同じである[Brongniart : 1913].

球状構造

球体で構成されている岩石の組織や構造をいう名称で,この組織は魚卵状(oolitic),豆石状(pisolitic),球顆状(spherulitic),球状(spheroidal),球状(orbicular),玄武球顆状(variolitic)などが含まれる[Hatch : 1888].

出典|朝倉書店岩石学辞典について | 情報

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