琴声(読み)きんせい

精選版 日本国語大辞典 「琴声」の意味・読み・例文・類語

きん‐せい【琴声】

  1. 〘 名詞 〙 琴の音色(ねいろ)。また、風琴オルガンなど)の音色。
    1. [初出の実例]「詠興逍遙事。琴声語笑余」(出典:経国集(827)一三・良納言秋山閑飲〈嵯峨天皇〉)
    2. 「嫋嫋たる琴声(キンセイ)余韻の漂ひ行く其方から」(出典青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春)
    3. [その他の文献]〔劉長卿‐幽琴詩〕

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普及版 字通 「琴声」の読み・字形・画数・意味

【琴声】きんせい

琴の音。唐・劉長〔雑詠八首、礼部李侍郎に上(たてまつ)る。幽琴〕詩 色、軒に滿ちて白く 琴聲、夜の闌(たけなは)なるに宜(よろ)し

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