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琴後集 キンゴシュウ

大辞林 第三版の解説

きんごしゅう【琴後集】

ことじりしゅう【琴後集】

歌文集。一五巻七冊。村田春海はるみの家集。1813~14年刊か。前半九巻は歌集、後半六巻は文集。歌風は師の賀茂真淵とは逆に、新古今的で繊細流麗。きんごしゅう。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

琴後集
ことじりしゅう

江戸後期の歌文集。村田春海(はるみ)著。全15巻。9巻までが歌集で、あとの6巻が文集。1813年(文化10)刊。『琴後集別集』は未刊のまま写本が伝わっている。歌風は古今調をもとにしたもので、「とまり舟とまの雫(しづく)の音たえて夜はの時雨(しぐれ)ぞ雪になりゆく」などの作がある。典雅ではあるが、理知的な技巧を弄(ろう)した歌が多いと評される。青年時に漢詩文を学んだ教養を生かしたような作が目だつほか、長歌も多く収める。また名文家と称されただけに、文章も数多く収録されており、江戸派の歌論を知ることができる。[揖斐 高]
『『校註国歌大系16 近代諸家集2』(1929・国民図書)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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