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環状星雲 かんじょうせいうんring nebula

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

環状星雲
かんじょうせいうん
ring nebula

星雲の一つで,円形ないし楕円形惑星状星雲の代表的なもの。球殻状に広がったガス体を透視するため環状に見える。こと座の環状星雲 M57などが代表的。

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デジタル大辞泉の解説

かんじょう‐せいうん〔クワンジヤウ‐〕【環状星雲】

琴座にある惑星状の星雲。中心の高温星を取り巻くガスが環状に光って見える。リング星雲。

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百科事典マイペディアの解説

環状星雲【かんじょうせいうん】

こと座のβ星とγ星の間に環状に輝いている惑星状星雲(M57またはNGC6720)。中心星のまわりをガスがとりまいて光る。距離2300光年。
→関連項目惑星状星雲

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世界大百科事典 第2版の解説

かんじょうせいうん【環状星雲 Ring Nebula】

M57,NGC6720。こと座にある惑星状星雲。こと座のβ星とγ星の間にきれいな環状をして輝いている。明るさは9.4等級で,あれい星雲より暗いので,1779年になって発見された。数万年前に中心星の大気が不安定になり,太陽質量の0.3倍くらいのガスが放出された。ガスの膨張速度は毎秒10kmあまりである。短期間に一気に放出されたガスが球殻状に分布しているので,見かけの効果で環状に見えている。0.5光年に広がっているが,距離が2300光年もあるので,1′×1.4′程度にしか見えない。

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大辞林 第三版の解説

かんじょうせいうん【環状星雲】

琴座のベータ星とガンマ星の間にある惑星状星雲。中心星の発する高温の光によってそのまわりのガス体が環状に輝いて見える。リング星雲。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

環状星雲
かんじょうせいうん
Ring nebula

こと座にある美しい惑星状星雲(M57、NGC6720)。指輪の形に見えることからこの名前がついた。見かけの大きさは約1分角で、明るさは約9等である。地球からの距離は約2600光年で、実際の大きさは約1光年である。すばる望遠鏡などによる最近の観測から、指輪に見える明るいリングの外側に、淡い二重のリングがあり、中心星からの質量放出が複数回、間欠的に起こったことがわかる。ガスの膨張速度は毎秒20キロメートル程度である。リング部分は面輝度が高く、小型望遠鏡でも見えるので、夏の天体観望の好対象として親しまれている。[岡村定矩]

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世界大百科事典内の環状星雲の言及

【星雲】より

…そのガスは太陽質量の20%くらい,半径は0.1~2.0光年(6000~1万天文単位)で輝いている。太陽からの距離2000~3000光年以内の明るい惑星状星雲には,こぎつね座の亜鈴状星雲,みずがめ座の土星状星雲,こと座の環状星雲,おおぐま座のふくろう星雲などと,表面の模様によって固有名がついている。銀河系内に1000個余りが知られていて,いて座の銀河中心方向に数多く密集している。…

※「環状星雲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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