デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「生島藤七」の解説
生島藤七(1) いくしま-とうしち
肥前長崎の螺鈿(らでん)職人。元和(げんな)(1615-24)のころ,厚手の貝をもちいる明(みん)末の技法で,大隅(おおすみ)(鹿児島県)の屋久貝とおもわれる素材ですぐれた青貝細工をつくる。画家の兄生島三郎左とともに世評がたかかった。弟子に野沢久右衛門がいる。同姓同名のガラス職人と同一人物かどうかは不明。
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...