20世紀日本人名事典 「生沢朗」の解説 生沢 朗イクサワ ロウ 昭和期の挿絵画家 生年明治39(1906)年9月12日 没年昭和59(1984)年11月22日 出生地兵庫県 学歴〔年〕日本美術学校〔昭和3年〕卒 経歴帝展、二科を経て、戦後は行動美術協会の創立に参加。その後、流れるようなタッチの挿絵で新聞、雑誌小説の挿絵画家として流行児となった。井上靖の「氷壁」はじめ、手掛けた小説には大仏次郎の「宗方姉妹」、丹羽文雄「天の樹」、石川達三「自分の穴の中で」、大岡昇平「愛について」、松本清張「草の陰刻」などがある。昭和46年に井上靖らとシルクロード、ヒマラヤなどを旅行、48年に「生沢朗画集―ヒマラヤ&シルクロード」を刊行した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「生沢朗」の解説 生沢朗 いくざわ-ろう 1906-1984 昭和時代の洋画家,挿絵画家。明治39年9月12日生まれ。戦前は帝展,二科展に,戦後は行動展に油彩を出品。昭和26年「週刊朝日」などの表紙絵をかき,33年行動美術協会退会後は挿絵に専念。立原正秋「冬の旅」,井上靖「氷壁」などの挿絵を担当した。昭和59年11月22日死去。78歳。兵庫県出身。日本美術学校卒。本名は正一。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by