祝着(読み)シュウチャク

デジタル大辞泉 「祝着」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐ちゃく〔シウ‐〕【祝着】

[名・形動]喜び祝うこと。うれしく思うこと。満足に思うこと。また、そのさま。「無事ご帰国の由、祝着に存じます」
[類語]慶賀恭賀謹賀奉賀奉祝慶祝大慶同慶御慶ぎょけい慶福祝賀祝福祝勝めでたい喜ぶ慶事吉事好事おめでた寿ことぶききち大吉祝い事晴れの日賀する祝う祝することほぐ佳日吉日恐悦

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精選版 日本国語大辞典 「祝着」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐ちゃくシウ‥【祝着・祝著】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しゅうぢゃく」とも )
  2. 喜び祝うこと。祝うこと。慶賀。
    1. [初出の実例]「祝著聖年三百首、〈略〉賛来良史半千篇」(出典田氏家集(892頃)中・自詠)
    2. 「御たるいたされて、しうちやくとて、御所へもしんしやう申さるる」(出典:御湯殿上日記‐文明九年(1477)正月一七日)
  3. ( 形動 ) 喜びに思うこと。満足に思うこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「預芳問候、承悦無極。祝着有余者也」(出典:尺素往来(1439‐64))
    2. 「早速の御得心、拙者に於ても祝着至極」(出典:歌舞伎・小袖曾我薊色縫(十六夜清心)(1859)三立)

いわい‐ぎいはひ‥【祝着】

  1. 〘 名詞 〙 祝儀のときに着る着物
    1. [初出の実例]「子供の祝着を拡げて、裾のあけぼのに載った鶴亀を、ぼんやりと眺めてゐた」(出典:仕立屋マリ子の半生(1928)〈十一谷義三郎〉三)

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