日本歴史地名大系 「田中古墳群」の解説 田中古墳群たなかこふんぐん 大阪府:富田林市伏見堂村田中古墳群[現在地名]富田林市伏見堂嶽(だけ)山より北西に派生した標高一二〇メートル前後の丘陵上にある。五基の円墳から構成され、宅地造成に伴い一号・二号・三号墳の発掘調査が実施された。一―三号墳とも横穴式石室を内部主体とする。一号墳は径二五メートル、高さ四・五メートル。遺物は石室内より鉄地金銅張馬具(杏葉・雲珠など)・鉄刀片・鉄鏃・須恵器などが出土。二号墳は径二五メートル前後で、玄室内には凝灰岩製の家形石棺の蓋が遺存していた。出土遺物は須恵器など。三号墳は径二五メートル前後で、石室は左片袖式で凝灰岩製の石棺片が遺存。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by