田中吉六(読み)タナカ キチロク

20世紀日本人名事典 「田中吉六」の解説

田中 吉六
タナカ キチロク

昭和期の哲学者



生年
明治40(1907)年9月3日

没年
昭和60(1985)年12月10日

出生地
富山県

学歴〔年〕
日本大学予科中退

経歴
在野の哲学者として知られる。学生にドイツ語を教えたり、自由労働者の生活をしながら独学マルクス主義を研究。「経済学・哲学草稿」の翻訳(共訳)のほか著書に「史的唯物論成立」「スミスマルクス」「マルクスからルソーへ」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田中吉六」の解説

田中吉六 たなか-きちろく

1907-1985 昭和時代の哲学者。
明治40年9月3日生まれ。独学でマルクス主義を研究,昭和27年ごろから自由労働者として肉体労働をしながら著述をすすめる。その実践主体確立の理論化活動は,1960年代後半の学生運動なかで注目をあびた。昭和60年12月10日死去。78歳。富山県出身。日大予科中退。著作に「史的唯物論の成立」,共訳にマルクス他「経済学・哲学草稿」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「田中吉六」の解説

田中 吉六 (たなか きちろく)

生年月日:1907年9月3日
昭和時代の哲学者
1985年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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