コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

田中茂穂 たなか しげほ

2件 の用語解説(田中茂穂の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

田中茂穂 たなか-しげほ

1878-1974 大正-昭和時代の動物学者。
明治11年8月16日生まれ。昭和13年母校東京帝大の教授。ジョルダンらとの共著「日本魚類目録」で,はじめて日本産魚類を系統的に分類。また魚類方言を多数採集し「実用魚介方言図説」にまとめた。昭和49年12月24日死去。96歳。高知県出身。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

田中茂穂
たなかしげほ
(1878―1974)

動物学者。高知県生まれ。1904年(明治37)東京帝国大学理科大学動物学科を卒業。同学科の講師、助教授を経て、1938~1939年(昭和13~14)教授。また同期間、同大学三崎臨海実験所長を兼任。日本における魚類分類学の草分けで、約170種の新種魚類を記載、うち約90種が現在も認められている。また、アメリカ合衆国スタンフォード大学の魚類学の大家ジョルダンらとの共著『日本産魚類カタログ』(1913)で、日本産魚類を初めて系統的にまとめ上げた。1926~1927年スタンフォード大学に留学、以後、種内変異を重視し、数多くの標本の収集に努めた。これら分類学上の諸問題を論じた報文も多数ある。一方で、分類学における厳密な記載と図示の重要性を認識し、『日本産魚類図説』シリーズ(1911~1930)を刊行。このほかC・ダーウィンの著書の翻訳や、多くの啓蒙(けいもう)的著作がある。また、多年にわたり後進の育成に尽くすとともに、『動物学雑誌』の編集委員を務めるなど、日本の動物学の発展に寄与した。[佐藤寅夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

田中茂穂の関連キーワード岡田要犬飼哲夫大島広鏑木外岐雄白上謙一寺尾新根岸博野村七録松本彦七郎森下正明

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone