田安家陣屋跡(読み)たやすけじんやあと

日本歴史地名大系 「田安家陣屋跡」の解説

田安家陣屋跡
たやすけじんやあと

[現在地名]山梨市一町田中

笛吹川の支流川とおも川とに挟まれた一町田中いつちようたなかの中央より東の平坦地に位置し、敷地近くを甲州道中東西に横断していた。八代将軍徳川吉宗によって設けられた三卿の一家、田安家の甲斐国における領地支配のために設定された陣屋。田安家は吉宗の第二子宗武が享保一六年(一七三一)に江戸城田安門内に邸宅を置いたことに始まり、延享三年(一七四六)武蔵下総・甲斐・和泉摂津播磨の六ヵ国二七三ヵ村に一〇万二千九二一石余が設定された(延享四年「田安領知高石帳」小海川清三家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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