日本歴史地名大系 「田潟」の解説 田潟たがた 新潟県:新潟市旧西蒲原郡地区中野小屋村田潟[現在地名]新潟市田潟笠木(かさぎ)村・大友(おおとも)村・中野小屋(なかのこや)村の東に広がる湖沼で、北の大(おお)潟、南の鎧(よろい)潟とともに三潟と総称され、大潟・鎧潟とは早通(はやどおり)川で結ばれる。昭和二三年(一九四八)田潟排水機の竣工により、同二八年の耕地整理では八二町がその対象となる水田に生れ変った。「越後名寄」には、<資料は省略されています>とあり、潟周辺諸村の排水を集め、かつ萱・真菰・菱・鮒などが豊富で、農民生活の一端をささえていた。当初周辺諸村の地先水面を除き幕府領だったが、安永八年(一七七九)新田開発をもくろんだ長岡藩が九新田を上知、かわって三潟ともに同藩領となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by