由豆佐売神社(読み)ゆずさめじんじや

日本歴史地名大系 「由豆佐売神社」の解説

由豆佐売神社
ゆずさめじんじや

[現在地名]鶴岡市湯田川

湯田川ゆたがわ温泉のほぼ中央にある源湯、正面しようめんの湯の真向かいの、集落を見下ろす石段を登った高台にある。現在の祭神は溝姫神・大己貴神・少彦名神三神。旧郷社。創建は白雉元年(六五〇)と伝える。「延喜式」神名帳にみえる田川郡三座のうちの「由豆佐売ユツサヒメノ神社」に比定される。「三代実録」仁和元年(八八五)一一月二一日条によれば、同年六月二一日出羽国秋田城中と飽海あくみ神宮寺西浜じんぐうじにしはま(現同郡遊佐町)石鏃が降り、「凶狄陰謀兵乱」の前ぶれと占われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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