龍蔵(読み)りゅうぞう

精選版 日本国語大辞典 「龍蔵」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐ぞう‥ザウ【龍蔵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語大乗経典のこと。龍宮にあったという宝蔵から龍樹が大乗経典を得たという伝説による。転じて、経典を集めた蔵。多くの経典。〔沈約‐内典序〕
  3. ( 俳優、嵐龍蔵の紋が分銅であったところからいう ) 二朱銀異称南鐐(なんりょう)
    1. [初出の実例]「二階廻しと河岸番へ割振て、御壱人前龍蔵づつとおめにかけるは」(出典:洒落本・船頭深話(1802)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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