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甲陽軍記物 こうようぐんきもの

世界大百科事典 第2版の解説

こうようぐんきもの【甲陽軍記物】

講談,人形浄瑠璃,歌舞伎狂言の一系統。《甲陽軍鑑》に材を得ており,甲斐の武田信玄と越後の上杉謙信との川中島の戦を中心とした両家の対立や事跡などをテーマにした作品群。信玄の軍師,山本勘助の活躍が眼目の一つ。《川中島軍記》として講談に仕組まれ,江戸庶民に親しまれた。人形浄瑠璃としては,1721年(享保6)8月大坂竹本座上演の近松門左衛門作《信州川中島合戦》が初期の代表作。これに先立つ紀海音作の《甲陽軍鑑今様姿》は,1715年(正徳5)秋以前初演と推定される。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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