番目(読み)バンメ

デジタル大辞泉 「番目」の意味・読み・例文・類語

ばん‐め【番目】

[名]歌舞伎で、上演にあたっての分類。初め通し狂言の中の幕の順序を示したが、のちには演目の順序を示すようになった。ふつう、1番目と2番目に分けられる。
[接尾]助数詞。ものの順序を表すのに用いる。番。「前から三番目の人」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「番目」の意味・読み・例文・類語

つがい‐め つがひ‥【番目】

〘名〙
① つなぎ合わせた所。組み合わせた所。つがい。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※西洋開拓新説(1870)〈緒方正訳〉総論「大錐の尖端(さき)少許(すこしばかり)手前より関節(ツカヒメ)を作り」
身体の各部分にある関節。つがい。
※天草本平家(1592)一「tçugaime(ツガイメ) モ アラワニ、カワ モ ユタイ」

ばん‐め【番目】

〘接尾〙
① 物の順序を示すのに用いる。番。
申楽談儀(1430)堀本附載・永正一一年・南都雨喜びの能「観世方三番目、金春方四番目なり」
② 歌舞伎を演ずるにあたっての分類を示す。はじめ、通し狂言の中の幕数、のち、演目の順序を示し、普通「一番目」と「二番目」とに分けられる。

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