異性化酵素(読み)イセイカコウソ(その他表記)isomerases

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精選版 日本国語大辞典 「異性化酵素」の意味・読み・例文・類語

いせいか‐こうそイセイクヮカウソ【異性化酵素】

  1. 〘 名詞 〙 異性体の転換を触媒する酵素。

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改訂新版 世界大百科事典 「異性化酵素」の意味・わかりやすい解説

異性化酵素 (いせいかこうそ)
isomerases

イソメラーゼともいう。アミノ酸,糖,その他の有機化合物ラセミ化,エピ化などの反応を触媒する酵素の総称である。国際的な酵素命名委員会分類では六つの大きなグループのうちの一つとなっており,さらに反応の種類によって,表に示すごとく六つに細分される。

 これらの各種異性化酵素の中には,すでに均一化結晶化が達成されたものも少なくなく,またピリドキサルリン酸やビタミンB12などの補酵素要求性が明らかにされたものもあるが,X線回折による解析などは遅れており,分子構造反応機構に関する知見はきわめて乏しい。
酵素
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