癌性胸膜炎(読み)がんせいきょうまくえん

百科事典マイペディアの解説

癌性胸膜炎【がんせいきょうまくえん】

原発性あるいは転移性の悪性腫瘍(しゅよう)により生じた胸膜の変化。原発性のものは少なく,乳房,肺,胃,食道等の近接臓器のの転移によるものが多い。限局性または広範な病巣を作り,他種の胸膜炎よりも呼吸困難,胸痛が強い。胸水は血性で,癌細胞の証明により確診される。

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世界大百科事典内の癌性胸膜炎の言及

【胸膜炎】より

…なお,外傷や大動脈瘤破裂などにより胸膜腔内に血液が貯留するものは,とくに血胸とよばれる。
[原因]
 胸膜炎の原因はいろいろあるが,最も多いのは結核性胸膜炎,癌性胸膜炎であり,近年後者が増加している。そのほか,肺炎,肺化膿症,心膜炎,肺梗塞(こうそく)や,慢性関節リウマチ,全身性紅斑性狼瘡(ろうそう),皮膚筋炎などの膠原(こうげん)病でも胸膜炎を起こすことがある。…

※「癌性胸膜炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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