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癌遺伝子 がんいでんしoncogene

翻訳|oncogene

4件 の用語解説(癌遺伝子の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

癌遺伝子
がんいでんし
oncogene

細胞の癌化に深い関係のある遺伝子。最初,各種の癌ウイルスから発見されたが,その後,ネズミニワトリ,ヒトなどの癌細胞で次々と見出された。その種類は 40種以上 (ヒトの癌から見出されたものは十数種) に達しており,なおふえる趨勢にある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

がん‐いでんし〔‐ヰデンシ〕【×癌遺伝子】

細胞の癌化に関与する遺伝子。正常細胞に存在するが、通常は発現が抑えられていると考えられている。また、癌化に作用するウイルスの遺伝子をいう。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

癌遺伝子【がんいでんし】

オンコジーンとも。一定の条件のもとで,細胞を癌化させる働きのある遺伝子の総称。最初に腫瘍ウイルスの遺伝子から見出されたが,それと相同の遺伝子が正常細胞中でも多数見つかっている。
→関連項目癌抑制遺伝子

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

がんいでんし【癌遺伝子】

細胞の癌化を引き起こす遺伝子。正常細胞に存在し、発癌因子や老化などによって細胞に癌化の指令を出すと考えられる。腫瘍遺伝子。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の癌遺伝子の言及

【癌】より


[染色体の異常]
 癌細胞には,しばしば染色体の欠失,増幅,転座等が生じていることは古くから観察されているが,近年の遺伝子レベルの癌研究は,これらの染色体異常の発癌における意義を明らかにした。染色体欠失部の研究は,多数の癌抑制遺伝子の発見(後述)を,また,増幅や転座の研究は,多数の癌遺伝子や癌関連遺伝子の発見をもたらした。慢性骨髄性白血病細胞の90%以上に見いだされ,1960年代から有名であったフィラデルフィア染色体は,実は第9番と第22番の染色体相互転座t(9:22)(q34:q11)の産物であり,第9染色体の切断点に存在する原癌遺伝子cABLが第22染色体の切断点に存在するBCR遺伝子と融合して作るBCR‐ABLキメラ産物が強いチロシンキナーゼ作用を有し,細胞癌化の原因となっていることが明らかにされている。…

【癌】より


[染色体の異常]
 癌細胞には,しばしば染色体の欠失,増幅,転座等が生じていることは古くから観察されているが,近年の遺伝子レベルの癌研究は,これらの染色体異常の発癌における意義を明らかにした。染色体欠失部の研究は,多数の癌抑制遺伝子の発見(後述)を,また,増幅や転座の研究は,多数の癌遺伝子や癌関連遺伝子の発見をもたらした。慢性骨髄性白血病細胞の90%以上に見いだされ,1960年代から有名であったフィラデルフィア染色体は,実は第9番と第22番の染色体相互転座t(9:22)(q34:q11)の産物であり,第9染色体の切断点に存在する原癌遺伝子cABLが第22染色体の切断点に存在するBCR遺伝子と融合して作るBCR‐ABLキメラ産物が強いチロシンキナーゼ作用を有し,細胞癌化の原因となっていることが明らかにされている。…

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