白岩丹生神社(読み)しろいわにうじんじや

日本歴史地名大系 「白岩丹生神社」の解説

白岩丹生神社
しろいわにうじんじや

[現在地名]金屋町小川 丹波

旧村社。祭神は「続風土記」は丹生・高野たかの両明神とするが、「有田郡誌」は弥都波能売やつはのめ神としている。創祀時期は確定できないが、鳥屋とや(現金屋町)城主畠山氏が田殿たどのいで(現和歌山県吉備町)の丹生・高野両神を勧請したのに始まるといわれ、もと白岩山東麓の白岩谷の渓流に面して鎮座していたのを、明応五年(一四九六)に畠山寅千代(政長の長子尚慶)が現在地に移建したとされる。後述の明応五年の棟札写(社蔵)からみて同年の社殿造営は確かだが、このとき白岩谷から移座させたのか、勧請がこのときであったのかは不詳。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「白岩丹生神社」の解説

白岩丹生神社

和歌山県有田郡有田川町にある神社。室町時代後期に建てられた本殿は国の重要文化財に指定されている。

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