白板(読み)パイパン

精選版 日本国語大辞典 「白板」の意味・読み・例文・類語

パイ‐パン【白板】

〘名〙 (中国語から)
マージャン字牌(ツーパイ)うち三元牌(サンユアンパイ)の一つ。牌はなにも刻さず白色のままのもので四牌ある。
大道無門(1926)〈里見弴〉白緑紅「ベロンとした感じは、どうしても白板(パイパン)だった」
成人陰部に毛のない人をいう語。
※いやな感じ(1960‐63)〈高見順〉二「なんだ、パイパンか、おめえは」

しら‐いた【白板】

〘名〙
① 削ったままで、なにも塗っていない板。白木(しらき)の板。
② 白い板付き蒲鉾(かまぼこ)。蒸しただけで焼かないため、板が白いままであるところからいう。
※雑俳・折句いろは引(1804頃)「智恵をかしかし白板(シライタ)で夜食喰う」
③ 版下を張りつけてない版木

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「白板」の意味・読み・例文・類語

パイパン【白板】

《〈中国語〉》
マージャンパイのうち、表面に何も彫っていない白い牌。三元牌の一。シロ
俗に、陰部に毛のない人をいう語。

しら‐いた【白板】

塗料を施していない、白木の板。
魚のすり身を板にのせて蒸し上げてつくるかまぼこ。焼かないので白く仕上がる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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