白無垢鉄火(読み)シロムクテッカ

デジタル大辞泉 「白無垢鉄火」の意味・読み・例文・類語

しろむく‐てっか〔‐テツクワ〕【白無×垢鉄火】

《「しろむくでっか」とも》表面はおとなしそうに見えるが、内実はたちの悪い者。
有繋さすがに君は―で我輩よりは遥に兄分だ」〈魯庵社会百面相
[類語]狼に衣羊の皮を着た狼外面似菩薩じぼさつ内心如夜叉にょやしゃ真綿に針を包む笑中にとうあり口にみつあり腹に剣あり人面獣心蛇心仏口ぶっこう

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精選版 日本国語大辞典 「白無垢鉄火」の意味・読み・例文・類語

しろむく‐てっか‥テックヮ【白無垢鉄火】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しろむくでっか」とも ) 表面は上品でおとなしく見えるが、実は悪らつ不良の男や女。羽織ごろつき。江戸の語。
    1. [初出の実例]「客 一此卦の客はとしよりか旦那か又は白むくでっくゎ成べし」(出典:洒落本・擲銭青楼占(1771)山天大畜)

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