白粥(読み)シラカユ

精選版 日本国語大辞典 「白粥」の意味・読み・例文・類語

しら‐かゆ【白粥】

  1. 〘 名詞 〙 白米だけで何もまぜないで炊いた粥。白米の粥。しろがゆ。
    1. [初出の実例]「白雪のふれるあしたのしらかゆはいとよく似たる物にざりける」(出典:仲文集(992頃))
    2. 「白粥有之、其後音曲有之」(出典言継卿記‐天文一九年(1550)八月二八日)

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普及版 字通 「白粥」の読み・字形・画数・意味

【白粥】はくしゆく

かゆ。

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世界大百科事典(旧版)内の白粥の言及

【粥】より

…固さによって固粥と汁粥とにわけ,現在の飯は固粥,粥は汁粥にあたる。白米を煮た白粥のほか,もとはアワ,ヒエ,麦なども粥にされていた。またサトイモ,サツマイモ,ダイコン,トチの実などを増量材として加えたものも行われていた。…

※「白粥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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